2023-03-13

悲報 大江健三郎の死…

大江健三郎の死…。帰宅してニュースで知りました。 
初めて読んだのは 本の装丁が 粟津潔だったこともあり"万延元年のフットボール"でした。1860年は桜田門外の変があり それから 100年後の1960年を象徴的な年として物語を描いている作品です。 
"飼育" "芽むしり仔撃ち" "個人的な体験" "新しい人よ眼ざめよ" など ぼくにとってはバイブルのように読みました。 また みずから障碍者の子をもつ父親としての発言や 反核・平和を希求する文学者として "ヒロシマノート" を著し… そして 大江健三郎はノーベル文学賞の受賞スピーチで "あいまいな日本の私" を語ります。 
【日本は先の大戦では 他国に対して侵略者として振る舞い その挙句に反撃を食い 広島・長崎の災厄を招き寄せてしまった。そういう忌わしい部分についても 日本人は自覚的であるべきだ】 
戦後日本の責任が「あいまい」のままにすましてきてしまったことに猛省を促しています。
やすらかに…

2 件のコメント:

とびお さんのコメント...

お久しぶりです。
私も今日のニュースで知りましたが、私自身は作品そのものはどれも読んでいません。
ですが、奥さんも含め周りが喋っている題名などは何度も耳に入りました。でも、
あの頃の(今も)私はあまのじゃくでしたので‥‥‥

みんな、居なくなる‥‥‥

///andSOon/// さんのコメント...

とびおさん
こちらこそ…ご無沙汰しております。
先日 山路さんの個展の際にも 昭和は遠くなりにけり!? みんな逝っちゃう!! なんて話しをしていて 大江健三郎はまだ健在だよね…と話していたところでした。
奥さんと大江健三郎や安部公房などのお話しをしたいです!! 懐かしい話題に触れることができそうです。